イギリスからのセミナーにオンラインで参加

夏休み期間を活用してたくさんの研修会が開催されています。

日程が合えば参加しています。お盆の3日間~認知症の人や家族へ音楽を届けたい~という活動をイギリスからオンラインで学ぶ講座があり参加しました。(主催は東京文化会館)

音楽と認知症~見つけよう、新しい世界~テーマにイギリス・マンチェスター室内管弦楽団からフルート奏者兼キーボード、ホルン奏者、カメラータ―の3人が参加、特徴は非言語型コミュニケーションを中心に楽器を使って認知症の人にコミュニケーションを図り、内面を引き出して抑圧されている内面を引き出していくプログラムです。主にケアホーム入居の方々が対象でグループでの参加としています。即興演奏で交流しながら認知症の人の自己表現力を促していく、変化していくプロセスが大切で場面の映像が見られました。

会場では椅子を丸くして並び真ん中にテーブルを置き、いろいろな楽器が置いてあります。楽器は目の前で音を出して、興味のある方を選んでもらい、主のファシリテーター(リーダー)に模倣(例・マラカス)する従の高齢者、リズムに乗ってくると高齢者が積極的に体を動かしマラカスの表現も自己主導で主役に、リーダーは従になり模倣する場面が見られました。

イギリスと日本をつないでのオンラインとはいえ、時には伴奏に合わせた歌唱、参加者も自身の楽器で即興に対応するなど講師のポジティブな表情、解説に引き付けられます。ワークショップでは2人組でブレイクルームに分かれ、課題に取り組み感想を伝えあいました。的確な通訳もあり、日本とはまた違うアプローチに楽しみながら参加できました。