椰子の実

高齢者の音楽療法、「夏の歌」のリクエストを受けると必ずと言っていいほど「椰子の実」があがります。
柳田國男が海岸に流れ着いた椰子の実を見つけ、その様子を島崎藤村に伝えました。その話からヒントを得て、「椰子の実」の詩が出来たそうです。
文語調の響きが心地よい名曲ですね。

名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の岸を 離れて
汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき)