第35期音楽療法士養成研修会 実習について

敬老の日のイベントに参加されていた長寿様を思い出して2022年10月に開講しました、第35期研修会もいよいよ大詰めとなってきました。1月より実習を開始し、研修生全員が半分の実習回数を終了しました。実践している現場を目の当たりにして戸惑いや驚きの体験をレポートとして毎回提出頂いています。そのレポートの内容を見ると、研実習で得たもの、またご利用者さんへの接し方など、体験や感想がびっしり書かれています。あるベテラン講師から、ご利用者の前にパッと立つと皆さんの顔を見ながらコンディションを確認し、予定のプログラムが進められるか判断するそうです。その場に応じた臨機応変な対応、またご利用者の体調変化など瞬発的な対応も求められます。音楽療法で行う時間は、約1時間程度です。その時間の中で、五感をフル活動させて講師は音楽療法を行います。その実践の様子を、体感する貴重な時間が「実習」であると思います。