高齢者セッションの選曲

高齢者の療育音楽セッションは主に特別養護老人ホーム、デイサービス、養護老人ホーム、デイケア、病院などで行われていますが、中には元気な高齢者への予防的なプログラムを行っているところもあります。

プログラムの選曲ではなじみの曲、季節の曲、懐メロの歌謡曲、Jポップス、それに比較的新しい曲などからも選曲しています。

新しい曲では、SMAPの「世界にひとつだけの花」、AKBの「365日の紙飛行機」、中島みゆきの「糸」などもあります。

新しい曲は、聞いたことがあっても歌えるまでに馴染んでいる人は少なく、歌えるようになるには繰り返して耳に馴染まないと声が出てきません。

懐メロの歌謡曲と言っても時代は更新され、戦後生まれの1947年(昭和22)の人は75歳、その世代の青春時代に流行った曲~昭和40年代前後のヒット曲~現在よく選曲される曲になります。

元気な方が参加する世代は70~80歳台が多く、年齢層も厚いので歌の力も大きいものがあります。

「上を向いて歩こう」「北国の春」「365歩のマーチ」「瀬戸の花嫁」「高校三年生」「知床旅情」など当時の若者(現・高齢者層)に親しまれた曲であり、現在も幅広い世代に歌い継がれている曲です。