さくらさくら

今年、東京の開花が3月21日と早い時期だったため、満開までの間長く楽しめました。音楽療法でも「さくらさくら」は定番。今の時期たくさん歌われていることでしょう。

さて、この「さくらさくら」には2種類(下記AとB)の歌詞があります。

A

さくら さくら
やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる
いざやいざや 見にゆかん

B

さくら さくら
野山も里も 見わたす限り
かすみか雲か 朝日ににおう
さくらさくら 花ざかり

もともとは、Aの「…やよいの空は」が江戸時代の箏曲でした。明治21年に東京音楽学校の「箏曲集」に「櫻」として収められ、昭和16年の国民学校音楽教科書の「うたのほん」では、新たな歌詞であるBの「…野山も里も」に書き換えられたそうです。

みなさんはどちらになじみがあるでしょうか。

さくら