霜降、日本人の心

今日10月23日は二十四節気のうち霜降です。

秋が終わりに近づき、露が冷気によって霜となる頃。もみじやかえでが色づき始めるころですね。

日本語は季節のほんの少しの変化を見逃さない言葉を豊富に持っています。例えば俳句でいうところの「季語」を取り上げてみると「馬肥ゆる」、「鰯雲」、「台風」、「新米」等。生活に密着し自然を慈しむ心は日本人ならではの感性です。

「里の秋」に歌われている「お背戸に木の実の落ちる夜は」という歌詞に秋の静けさを感じることができます。自然が失われてゆくと言われて久しいですが、日本人の心の中にはまだまだその感性が残されていると、秋になると思い直します。