七五三と「通りゃんせ」

数え年で、男の子は5歳、女の子は3歳と7歳に、晴れ着を着て神社・氏神に参拝して、その年まで無事成長したことを感謝し、これから将来の幸福と長寿をお祈りする行事。もともとは宮中や公家の行事でしたが、江戸時代には一般的に広く行われるようになりました。3歳の髪置き(かみおき)の儀、5歳の袴着(はかまぎ)の儀、7歳の帯解き(おびとき)の儀の儀式が由来となっています。

音楽療法の現場ではこの時期、わらべ歌の「通りゃんせ」を歌っています。歌詞の中に「この子の七つのお祝いにお札を納めに参ります 行きはよいよい 帰りはこわい こわいながらも通りゃんせ通りゃんせ」とあるからですが、この「行きはよいよい 帰りはこわい」の部分がなんとなくミステリアスな感じがしますね。