医師と音楽療法②

元静岡赤十字病院・岡部多加志先生

岡部多加志先生は以前、静岡市の静岡赤十字病院、副院長の時代に「パーキンソン患者への音楽療法」の研究事業に地元の指導者養成研修生と東京からも講師が参加して取り組んで頂き、成果を関連学会等で発表してきました。(現・立川の病院にて活躍)

院内にオーケストラがあり、バイオリンで参加していらしたのは聞いていました。その後、出身の東京に戻り研究の相談に乗って頂いたり、先生からコンサートの案内を頂いたりしていました。今年は6月20日に武蔵小金井の宮地ホールでコンサート開催の案内を頂き出かけてきました。

「COMPAGNI DI MUSICA]第6回演奏会、室内楽、弦楽合奏のクラシックです。フルート・トリオ、ハイドンの弦楽四重曲、シューマンのピアノ五重奏、最後はウォーロックのカプリオール組曲で16人編成、第1バイオリンを担当して岡部先生が後方に座られました。いつものレセプションホールではなく、大ホールの間隔を空けながらの客席に広い舞台、指揮者も演奏者も気持ちよさそうな演奏に、大きな拍手が届けられました。

先生のバイオリンはともかく、奥様のピアノ演奏はいつもながら素晴らしく、バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの調和された響き、ピアノの洗練された演奏にコロナ禍をしばし忘れるひと時、癒されました。