音楽療法プログラムの工夫

今回のプログラムの工夫では、当協会の「療育音楽教室」が土曜日の午後の2時間行われる「キラキラⅡ」での吹奏楽器です。毎回15~6人が参加しています。参加者の多くは10年、20年、30年以上参加している人もいらして療育音楽がライフワークになっている方もいます。ユニークなのはプログラムの後半の合奏、自分の得意な楽器、やりたい楽器での合奏です。ドラムセット、ボンゴ、コンガ、それにLD楽器のMTスズ、柄付きのタンバリン、両手で使うカスタ、キーボード、など当協会のオリジナル楽器も使用します。吹奏楽器のクラリネット、サキソフォーン、リコーダーのパートをする人は3人、コロナ禍では呼吸器を使用することを避けて、キーボードに持ち替えてもらっています。3人は普段から土曜日のセッション備えて、毎日家で練習をしていると家族から報告を受けています。

歌唱は(マスク使用でも)行わない、手、足、体でリズムを取る、合奏活動ではしっかり手、指を使うなどに重点を置いています。

音楽療法では障がい児者、高齢者、成人どの領域でもどんな重度の障害がある人たちもプログラムの中心は歌唱の力は大きく、みんな歌が大好きです。歌手、歌詞、メロディ、リズムなど、さらに時代的背景も包み込んで歌に託されています。思うように歌唱出来ないのは残念ですが、暫くは声を出しての歌唱を控え、小さい声、ハミングでなども工夫していましたが、基本は手、指、楽器を使いリズム動作、合奏など療育音楽プログエムの柱を工夫しています。コロナウイルスの消滅を願って。