東京にある音楽療法による社会貢献

公益財団法人 東京ミュージック・ボランティア協会は、高齢者や心身障害児の人たちを主として、精神的なストレスを和らげるために世界共通である音楽の楽しさを通じて、一般社会との交流を推進することを目的として運営している団体です。コミュニケーション作りに加え、楽器を奏でることで機能回復にも繋がると評判です。

ミュージックセラピーの資格
近年注目されている資格のひとつに音楽療法士が挙げられますが、音楽がセラピーとして市民権を得たのは20世紀初頭のアメリカにおいてのことです。戦争で心身共にダメージを受けた兵士が、唄ったり聞いたり楽器を奏でることで、音楽によって導かれる癒やしの効果に注目が集まりミュージックセラピーについて研究されるようになりました。
通信教育で学習しながらスクーリングで資格取得が可能ですが、公益財団法人 東京ミュージック・ボランティア協会では求人が出ていて、経験は特に問わず音楽療法を学んだことがある人に対して門戸を開放しています。東京都の小平市にある「みんなの家’77」では、小学生から高学年までの地域の心身障害児の子どもを対象に、放課後「音楽療法」をメインにデイサービスを行なっていて、明るくレッスンを行なうことで児童は自分らしさを取り戻せています。

ミュージックセラピーの仕事は社会貢献にも繋がり、毎年高齢者と心身障害児の人たちが一緒になっておおよそ20グループの団体が集まり音楽の発表会を行なっています。音楽療法士は、いろんな人たちにたくさんの癒やしを提供できるとてもやり甲斐のある仕事だといわれています。