タイでの音楽療法

当協会の音楽療法に取り組んでいるのは、タイのバンコクから車で1時間程南に向かって行ったところにあるタイ赤十字リハビリセンターで身体の機能障害の患者へのリハビリ病院です。35年前から交流がはじまり、赤星会長は何度も訪れて、タイにはどういう音楽を使うと良いかなどリサーチしながら、入院患者に実践を行い、研修会も行ってきました。東京からは初期の頃、職員、講師10人以上で訪れたこともあります。タイ赤十字リハビリセンターの院長は国際的にも有名なリハビリの医師で興味を持って協力して頂いています。新宿セブンシティで開催された「第20回みんなの音楽会」には主に子どもと若い成人患者、家族と看護師など10人を率いて出演するために来日しました。選曲には当時タイでも流行した「ここに幸あり」があり、ゲストに歌手の大津美子さんをお招きしました。そのとき同行したのが音楽療法担当として職員になっていたパットさん。まだ音楽大学は西洋のクラシックを学ぶコースはなく、タイ音楽を音楽大学で学んできたと伺いました。パットさんは ピアノも打楽器も修得していました。その後心理学も学んでいます。赤星会長がタイで音楽療法を患者に実践してから35年、タイでの活動は続いています。