八十八夜

「♪夏も近づく八十八夜~」と歌われる「茶摘み」。音楽療法の場でもたくさん歌われています。「八十八夜」は立春から数えて八十八日目、春から夏に移る節目の日で、この日から夏の準備を始めます。

今はすっかり見なくなりましたがこの歌の「手遊び」があります。二人が向き合って歌いながら手のひらを合わせたり、「とんとん」と合いの手をいれたりしました。(地域によって多少違うということです)

「八十八」という字を組み合わせると「米」という字になることから、農業に従事する人にとっては五穀豊穣を願う特別重要な日とされてきました。今でも、農耕開始の到来を祝って神事が行われるところがあるようです。