「上を向いて歩こう」

今日は3月11日、あの東日本大震災から8年を迎えます。

未曾有の被害を受け、未だ5万2千人にのぼる人たちが避難生活をおくっており、まだまだ復興は道半ばですが、震災直後から被災地の復興ソングとして歌われている「上を向いて歩こう」を歌い、手作りのライブを届けている歌手がいます。大島花子さん、坂本九の長女です。11歳で父・坂本九を失った彼女の歌声は哀しみを抱え続ける被災者の支えとなっているということです。人々の記憶が少しずつ風化してゆく中、自分でも何かできないかと考え、福島で炊き出しライブを行ない、以来、東北各地へ地道に足を運んでいるそうです。

歌に勇気づけられる、歌になぐさめられる、音楽の力は計り知れないものがあるということを「上を向いて歩こう」を聞くと実感します。