お彼岸

今日は春彼岸の明けです。お彼岸が過ぎると一気に春が本番となるような気がしますね。ところでお彼岸とはそもそもどういう日なのでしょうか?

お彼岸とは春分・秋分の前後3日を合わせた7日間のこと。今年は、春の彼岸3月17日~23日、秋の彼岸9月19日~25日。筆者も20日の日にお墓参りをしてきたところです。

仏教では、私たちの住む煩悩(ぼんのう)の世界をこちらの岸、三途の川(さんずのかわ)を挟んで、ご先祖様の霊が住む世界をあちらの岸と考えられていて、こちらの岸を「此岸(しがん)」あちらの岸を「彼岸」といいます。この極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、太陽が真西に沈む春分・秋分にお墓参りや先祖供養を行うようになりました。これは仏教にはない習慣で日本独自のものです。年に2回ご先祖様を思い心静かに手を合わせるのも現代人に必要なことなのではないでしょうか。