医師と音楽療法①

武蔵野中央病院・牧野英一郎先生

医師で音楽を趣味としている先生は多い。牧野先生は院長、医師、それにバイオリン演歌師として時に患者様のベッドサイドでリクエストに応えたり、家族からの情報で思い出の曲を演奏した、心に寄り添う音楽療法士としての活動もしています。

さらに、医師になってから東京芸大に入って音楽、中でも「日本人の感性に馴染んでいる音、音楽」を研究、実践されたという経歴の先生です。著書も幻冬舎から発行されています。

日本人の感性に馴染んでいる音楽では当協会の創立者、赤星建彦元会長は活動の当初、全国各地東北から北海道、関西、九州方面までキャラバンカーで廻り、その地域で馴染まれている曲、高齢者に馴染まれている時代の曲、歌をリサーチしながらセッションで取入れてきました。

毎回プログラムでは、魔法にかかったような(と感想を多くいただき)活き活きとした参加者の反応に“これだ”という感触を得て、療育音楽の普及を行ってきました。日本の音楽文化の歴史はこれからも大切にしたいと思います。