蛇の目傘

あめあめ ふれふれ かあさんが~♪ そう「あめふり」ですね。

この時期の沈んだ気分を吹き飛ばすような歌です。音楽療法の場でもよく使われています。

♪あめあめ ふれふれかあさんが じゃのめで おむかい うれしいな

ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン♪

ところでこの歌詞の中の『かあさんのじゃのめ』…。「蛇(じゃ)の目=カサ」のことですが蛇の目傘ってどんなカサでしょう?「蛇の目傘」とは「番傘」より細身で軽く、綺麗な装飾が施された和傘のことで、江戸時代から広く用いられていました。元々は開いたときにカサの白い輪の模様が「蛇(へび)の目」に似ていることから、このように呼ばれるようになったのだそうです。ちなみに「番傘」は骨が太く男性的、「蛇の目傘」は骨が細く女性的な特徴があるという事です。もっとも2021年の今、目にしなくなったものの一つです。