敬老の日のイベントに参加されていた長寿様を思い出して

敬老の日の前後、毎年高齢者施設の敬老の方をお祝いする行事に毎年参加していました。

過去形なのは、昨年、今年はコロナ禍の影響で外部に人の出入りをストップしている所も多く、参加できなくなりました。施設では大切な行事で、内部のスタッフで行っているそうで、お赤飯などの祝い善を私たちもいただくので、お祝いに伺ったのに、された気持ちになり嬉しくなります。

テレビ、新聞等のニュースでも報道されているように毎年一番の長寿の方を紹介しています。今年は118歳のMさんが紹介されていましたが、10年以上前になりますが、赤星会長と出かけた九州の施設では世界一、日本一の(114歳)長寿さんがその数年前に音楽療法のセッションに参加している様子を見学することが出来ました。講師は当協会の九州で研修を受けた方で、輪の形の一角に車いすで参加し、両手に鈴を持ち皆さんと一緒になじみの曲で楽しんでいる様子でした。また、年数回伺っている高知の施設では日本一の長寿で(113歳)亡くなった時もニュースになり、羽田から戻る車の中で聞いたのを思い出します。高知の老健のご利用者だった方はNHKの総合テレビの特番で取り上げられた時は109歳でしたが、赤星会長が伺うときはいつも歌を歌って下さり、記憶力がすごく、晩年まで「鉄道唱歌」「戦友」を目をつむりながら何番も歌ってくれました。「箱根の山」「籠の鳥」、唱歌も良く歌われ、子どものころ親の手伝いをするときに眠くなると親が歌うのを一緒に歌って覚えたそうです。20名位が参加するセッションのときは一緒並んで座って右左手に鈴を持ち、隣の人と一緒にリズムを取って参加していた様子が忘れられません。ベッドで横になることも多くなって赤星会長が耳元で歌うと目を開け、思い出したように歌い出して表情も輝いていました。人生の最後まで得意な歌を歌うことで生きる意欲にも繋がっていたのでは、と職員共感じていました。歌の力も凄いのです。

さて、貴方にとって自分が好きな歌、最後に歌いたい、聴きたい一曲は何ですか?

そう言う筆者もあの曲、この曲、沢山あって迷っているところです。