今日は“カホン”と言う楽器を紹介したいと思います。
まずはこちら
一見すると何かの箱のようですね、その見た目のまんま“カホン”という言葉は
スペイン語で箱を意味するそうです。
後ろから見ると
アコースティックギターのような穴が開いています。中は空洞です。
さらに覗いてみると、
銀色の細い線がたくさん付いています。これを響き線といいます。
響き線のかわりにスズなどが付いている“カホン”もあるようです。
では、どのように演奏するのでしょうか。
この楽器、奏法としてはとても珍しく、楽器の上に座って演奏します。
おしりで楽器を支え、かがみ込むような姿勢で、穴の開いていない面の中央や端っこを
素手で叩いて演奏します。
どんな音がするのでしょう。
真ん中を叩くと、ドンと低い迫力のある音
上側端っこを叩くとスタンという小太鼓のような弾ける音
大まかに言うとこの2種類の音を組み合わせて演奏します。
ドンとなるのは、楽器の中が空洞だからですね、
スタンと響くのは楽器の中に響き線が隠れているからです。
見かけからは想像もできない、迫力のある音を鳴らせます。
プロの奏者はこの箱から何十通りもの音色を奏でます。
楽器屋さんなどで見かけたら、是非座って、鳴らしてみてください。
きっと、音の迫力に驚くと思います。