音楽療法を行った際の出来事

先日、就労継続B型施設へ療育音楽講師と一緒に伺わせて頂きました。コロナ以前は、月1回程度で音楽の時間があり、約30名のご利用者さんが参加されて楽器を演奏したり、歌を歌ったりと活動されていたそうです。当協会で行っている療育音楽では、スズ、タンバリン、カスタネット、シェーカーを使用します。それぞれの楽器には特徴があり市販されている楽器とは異なります。スズは、両手で持ち、持ち手には突起が複数あります。手のひらを刺激することで脳を活性化し、身体の動きもスムーズになる効果があります。同じように、タンバリンも握りやすくなっており、タンバリンの握り柄も突起が複数ついています。今回伺った施設でも、スズ、タンバリンを使用して音楽を実施しました。はじめは、戸惑っていたご利用者の方も楽器を持ち、少しの動作でも鳴るのでとても喜ばれました。また、嵐の曲を使用してシェーカーを使用して両腕を振り、足踏みをして曲に合わせて身体を動かし、ご利用者の皆さんはノリノリでした。今回訪問した施設は、今後、月1回のペースで継続的に音楽療法を実施する事となりました。施設職員さんに「音楽の力って本当にすごいですよね。みんなが楽しんでいるのが嬉しいです。今後が楽しみです」と言って頂けました。「また来てね」とてを振って見送ってくれたご利用者さんも。嬉しい一瞬でした。