「うれしいひなまつり」

「あかりをつけましょ ぼんぼりに♪」が歌いだしの『うれしいひなまつり』は、作詞:サトウハチロー、作曲:河村光陽により1936年に発表された日本の童謡です。

曲名のとおり、女の子のすこやかな成長を祈る年中行事「雛祭り(ひなまつり)」を題材としています。旧暦では桃の花が咲く季節にあたるため「桃の節句」とも呼ばれています。音楽療法の現場でもたくさん歌われています。

この歌詞には二ヶ所誤りがあるそうです。一つは、お内裏様とお雛様と歌われていますが、お内裏様と言った時点で男雛・女雛の両方を指すとのこと。

もう一つは、「あかいお顔の右大臣」。雛段飾りにおける左右は、お内裏様から見た左右に従って配置されるので、それを対面から眺める側の左右とは逆になる。

つまり「右大臣」は誤りで、正しい歌詞は「あかいお顔の左大臣」となることになるのだそうです。

ただ、もうすでにこの歌はメロディーとともに私たちにしみついているもの、あまり気にせずに歌いたいですね。