音楽との出会い

私は東京中野に住んでいて、駅近くの歌の教室に小学4年生頃から通い始めます。当時は学校

以外は近所の子と遊ぶのが普通で、遊ぶ中で近所の子の親が多分親に「たかちゃんは声が良

いね、歌が上手いね」のようなことを伝えたのがきっかけのような気がします。中野駅近くにお屋

敷があり、その入り口に歌の教室がありました。発声やコールユブンゲン、練習曲を学んでいま

した。その後NHKラジオ番組、「声くらべ腕くらべ子ども音楽会」に教室から推薦があり、新橋の

旧NHKに数人と出かけました。その録音日にレコード会社(ポリドール)の児童合唱団の主宰者

が見に来て、合唱団に入ることに。音楽の道に進み始めました。週2回、当時は人通りも少ない

原宿の表参道から青山通り近くのレコード会社のスタジオに通っていました。20人くらいの小、中

学生でしたが、NHKラジオ の歌の番組のテーマソングを生で出演したり、日曜日には遊園地の

イベントに出演したりして出演するとハンコを押してくれて貯まると合宿の費用にあてられていたよ

うに思います。1年先輩に倍賞千恵子さんがいらして、その後、松竹歌劇団に入ることを伺い、可

愛らしさの中にしっかりした芯のある人と感じていました。ほかにも歌手の道を進む人もいました

が、まだまだのどかな時代でした。そんな中、中学3年までが児童合唱団で、その後、音楽の道

にさらに進むのですが、音大系(当時短大)の付属高校の受験科目にピアノの課題曲があり、中3

で急いでピアノを習い始めました。家にはピアノはなく、高校に入って免税で購入できることから

これで毎日練習できると喜んだのですがその通りには行かず上達は(いまだに)していません。