「ぼけますから、よろしくお願いします」

2018年公開のドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」を遅ればせながら配信で観ました。

娘(この映画の監督)である「私」の視点から、認知症の母を抱えた家族の内側を丹念に描いた作品です。

とても重いテーマの映画ではあるものの、なぜか悲壮感や悲哀感は伝わってきません。母親がデイサービスに行き、歌を歌って帰って来た時「楽しかった」とつぶやくシーンでは音楽療法の活かされ方に得心もしました。

長寿の哀しみと喜びが双方あり、リアルな生活ぶりは自ずと自分のこれからの不安を暗示しているようなそんな見方もできる反面、夫婦の在り様、子供の在り様、家族の在り様をカメラが優しさをもってとらえて行きます。身につまされると同時に心の中に暖かいものが生まれた…そんな映画でした。

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