音楽療法

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中秋の名月

今週土曜日は十五夜、中秋の名月です。「中秋」(仲秋と言うことも)は秋を三区分した真ん中の時期のことで、二十四節気の「白露」から「寒露」の前日まで、おおよそ9月8日〜10月8日の期間を指すという事だそうです。 月の影の模様がウサギに見えることから「月にウサギがいる」というのは昔から語られている伝承です。音楽療法でも「うさぎ うさぎ」は良く使用される曲です。「♪うさぎうさぎ何みてはねる 十五夜お月様みてはねる」…このとても短い歌詞から溢れる世界観と哀愁漂う旋律、わらべ唄の魅力が凝縮されているようです。
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療育音楽療法

音楽療法のセッション時間はおよそ60分,4~50分(少し短く感じる)から7~80分もあるし、90分(少し長く感じる)の場合もある。グループセッションで参加人数はその施設により様々、10人前後から50人参加のところが殆どで、地方など年に1回伺う場合、イベント的な意味合いもあり100人を超すときもあります。集まれる場所があることもあり、特別養護老人ホーム、デイサービス、ケアハウス、グループホームの方にも声をかけて参加されます。大勢集まる場所はさすがにPA、マイクの設備は整っていて、伴奏のキーボード、伴奏機器の音源も使用できます。普段は担当職員が工夫してセッションを行っていて、様子も教えてくれます。
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虫の声

お盆が過ぎ、甲子園での高校野球も終わると、たとえ30度を超える気温の日でも、風がなんとなく変わっていきます。実際日暮れ時や、明け方に「虫の声」が聞こえてくる時期です。 音楽療法の時間に使われる歌も「夏の歌」から「秋の歌」へ衣替えして行きますね。秋口の歌といえば、童謡「虫の声」(作詞作曲:文部省唱歌)。「♪きりきりキリギリス」や「♪馬おい追いついて」など韻をふんでいるところが面白い。虫の声を心地よく感じる日本人の感性の賜物です。
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瞬発力を養う

個人的ですが普段は自宅と事務所の短い移動が多いので、気分転換に週に1~2回近くのスポーツクラブに出かけています。特に音楽、低音とリズムを強調した音楽に乗ってのダンス系は人気があり、皆さん(人間は昔から)踊りが好きなんだ、と感心させられます。J・ポップス、ラテン系、ボクシング系は4~8小節で動作が変わるので瞬発力が鍛えられます。(実施は同じプログラムに参加できるのは月に1~2回が多く、毎回講師の動きについていくのが大変です。30~40人が参加していますが、若い人から中年世代、次に高齢者(自身も)、慣れている方は講師とほぼ同じ動きができる人もいます。後ろでついていきますが、瞬発力を養うのはとっさに身をこなすのに役立ちます。歩いて、自転車でも人とすれ違う時、かがんでバランスを崩したとき、階段の上下時、つまずいた時、けがをしないように心がけていますが、何時どこで、気をつけるに越したことはありませんが、実は療育音楽療法のプログラムには楽器で瞬発力の養成につながる動作が含まれています。実際の動作は1~2小節ごとにパターン化されて分かり易くなっています。 瞬発力鍛えましょう。
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りんごの唄

きょう8月15日は77回目の「終戦の日」です。1945年(昭20)8月15日正午、昭和天皇の肉声による玉音放送がラジオから流れ、国民が太平洋戦争の終結を知った日です。数多くの犠牲者を出し、国土は焦土と化しました。敗戦の混乱の中で、人々に生きる希望や勇気を与えたのは一つの歌でした。それが「リンゴの唄」(作詞・サトウハチロー、作曲・万城目正、歌・並木路子)です。戦後初のヒット曲として大流行しました。 高齢者の音楽療法には欠かせない曲です。今日もどこかで歌われていることでしょう。
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音楽療法は幅広く深く、高くも低くもありで・・

音楽療法は誰に対して、年齢では0歳児から人生の終盤109歳の方まで私どもが経験した方達です。報告例ではお母さんのお腹の中にいる胎児に音楽を聞かせた結果~と言う報告もあります。当協会では「新生児難聴児に対する音楽療法」を約30年前から」耳鼻科の医師の依頼で取り組んで来ました。現在も継続されています。高齢者では毎年長寿の方が9月に発表されますが、日本で最高齢になりニュースにもなった方も音楽、歌が大好きで長い歌を記憶して赤星建彦が伺う度に昔の話をされて歌を歌ってくれていました。(TV番組も放送され、伺う度に記録されている)歌の力はすごいなー、と日々感じていたことを立証しているようです
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8月

8月に入りましたね。 8月の音楽療法ではどんな曲が使われるでしょう。 夏ということで、夏の思い出、Summer、真夏の果実、夏色…など。 ひまわりもきれいに咲いていますね。ひまわりの約束…ひまわりの曲もたくさんあります。 暑い日は海に入りたいですね。海がきれいなところへ旅行したいですね。海がイメージされる曲は、うみ、海、我は海の子、浜千鳥、憧れのハワイ航路、椰子の実、かもめの水兵さん、南の島のハメハメハ大王、ひょっこりひょうたん島、島唄…など。 夏祭りということで、東京音頭、炭坑節、夏祭り、花火、アニメではドラえもん、ポケモン、アンパンマン、ちびまる子ちゃんでも『~音頭』という曲が出ています。 夏休みにラジオ体操に参加していましたか?ラジオ体操の歌もいいですね。 甲子園も盛り上がりますね。栄光は君に輝くで甲子園気分を味わいたいですね。 8月11日は山の日ということで、富士の山、箱根八里、高原列車は行く、フニクリ・フニクラ…など。 お盆、里帰りということで、故郷、ふるさと(嵐)、誰か故郷を想わざる、千の風になって、涙そうそう…など。 終戦ということで、長崎の鐘など。 夏の終わりは、少年時代、赤とんぼ、とんぼのめがね…など。 夏にまつわる曲はたくさんあります。音楽で夏を満喫してみるのも良いですね♪
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7月後半は一年で一番暑い、特に今年は猛暑。

学校は夏休みになりますが、新型ウイルスの第7派が広まっている7月後半、海、山に出かける気持ちを抑える人も多く、ストレスは溜まっていきます。ストレス発散できることは何か。趣味嗜好がある人は、より力を入れる。またはやってみたいことを10並べて1つずつやってみる。はいかがですか。ニュースなどでも外出を避けて巣ごもり需要が増えている中で、ヒントはネットからの情報が多いとあります。どんな情報もパソコン、携帯1台で繋がっている社会になり便利な反面、リアルに人と人がつながって得られる情報の違いはあります。巣ごもりから趣味嗜好の楽器を始める人が多いとあり、人気なのはウクレレ、ギター、ピアノ(キーボード)のようです。自分の身体を使って音を出す、音楽をする。出来れば他者と一緒に(合奏)する、ストレス発散から楽しさと心地よい快楽が得られます。音楽は老若男女、心身に障がいがある人も参加できます。ストレス発散に、一人でも仲間と一緒に始めてみませんか。別なことを書こうと思っていましたが「音楽で楽しく健康に&生きる歓びを」の療育音楽療法の理念に近づいてきました。また。
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幽霊の日、スイカの日

明日7月26日は『幽霊の日』、明後日27日は『スイカの日』。 「今日は何の日でしょう?」を話題に音楽療法を行うのも良いですね。 幽霊の日は…『おばけなんてないさ』『オバケのQ太郎』『ゲゲゲの鬼太郎』など。 スイカの日は…『すいかのめいさんち』 みんなの家'77では、オバケのQ太郎(療育音楽療法士オリジナルダンス)で盛り上がっています♪ また、療育音楽療法士同士の話で、『すいかのめいさんち』の合奏プランを立てている方もいらっしゃいました。 音楽で夏を楽しみたいですね♪
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音楽療法プログラムの工夫

今回のプログラムの工夫では、当協会の「療育音楽教室」が土曜日の午後の2時間行われる「キラキラⅡ」での吹奏楽器です。毎回15~6人が参加しています。参加者の多くは10年、20年、30年以上参加している人もいらして療育音楽がライフワークになっている方もいます。ユニークなのはプログラムの後半の合奏、自分の得意な楽器、やりたい楽器での合奏です。ドラムセット、ボンゴ、コンガ、それにLD楽器のMTスズ、柄付きのタンバリン、両手で使うカスタ、キーボード、など当協会のオリジナル楽器も使用します。吹奏楽器のクラリネット、サキソフォーン、リコーダーのパートをする人は3人、コロナ禍では呼吸器を使用することを避けて、キーボードに持ち替えてもらっています。3人は普段から土曜日のセッション備えて、毎日家で練習をしていると家族から報告を受けています。 歌唱は(マスク使用でも)行わない、手、足、体でリズムを取る、合奏活動ではしっかり手、指を使うなどに重点を置いています。 音楽療法では障がい児者、高齢者、成人どの領域でもどんな重度の障害がある人たちもプログラムの中心は歌唱の力は大きく、みんな歌が大好きです。歌手、歌詞、メロディ、リズムなど、さらに時代的背景も包み込んで歌に託されています。思うように歌唱出来ないのは残念ですが、暫くは声を出しての歌唱を控え、小さい声、ハミングでなども工夫していましたが、基本は手、指、楽器を使いリズム動作、合奏など療育音楽プログエムの柱を工夫しています。コロナウイルスの消滅を願って。